寒空の下、鮮やかなコートを着て歩くご婦人。
冬のせいで景色はそんなに色づいてない分、なんかシンドラーのリスト思い出すよね。
なんてったってここドイツだし。
アウシュビッツの写真を見てたら、あるユダヤ人の荷物だったカバンに
持ち主の名前と住所の"ケルンから"って書いてあった。
遠く離れた外国の話じゃなくって、私が何度も遊びにいく町。
あー・・・この町からもアウシュビッツまで送られた人たちがいるんだ
と思うと急に気分が重くなった。
そういうリアルな物を見てしまうと急に物凄く現実味がでるというか。
見えないものは漠然としか考えられないけど
物があるとより深く考えさせられる。
そのために負の遺産って名前でアウシュビッツは今でも存在してるんだよね。
ユネスコに認定される凄いものじゃなくっても、文章や写真でもちゃんと歴史は残せるなぁー。
悲しい歴史があったことちゃんと理解して、私は大した写真は撮れないけど
幸せな瞬間を色々残せたらなぁ。
ここを歩きながらとりとめのないこと思ったりしちゃった。